スウェーデンのワーキングホリデービザの申請時に加入が必要な医療保険

一般的なスウェーデン(EU)の医療費を包括的にカバーしている保険は必ず加入し、その加入証明書(英文)が必要です。普通の海外旅行のときはクレジットカード付帯の海外旅行保険でカバーできる場合も多いのですが、ワーキングホリデーならどんな保険に入るべきなのでしょうか。(以下は2023年6月時点の情報です)

ワーキングホリデービザを取得するということは、あなたは90日以上~1年未満スウェーデンに滞在する意思があるということで、ビザの申請時には全滞在期間に適用する海外旅行保険加入証明書が必要です。クレジットカードに付帯した保険は最長でも90日なので、ワーキングホリデーのビザの申請には使えません。

保険には「海外旅行保険」「留学保険」「ワーホリ保険」という選択があり、ワーキングホリデーに行くことを決めた段階でどのような選択するかをよく考えましょう。

普通の「海外旅行保険」の内容をベースにした長期滞在者向けの特約がセットになっている「留学保険」や「ワーホリ保険」は、項目的には海外旅行保険とそれほど変わらないように見えますが、各補償の対象範囲は大きく異なります。「海外旅行保険」は、保険期間が短く設定されている場合もあるので注意が必要です。

また、「海外旅行保険」における携行品の対象範囲には、賃貸アパート内での損害は含まれません。ワーホリの場合、賃貸したアパート内の家財などを壊してしまったなど“生活用動産”も補償対象とした方が良いかもしれません。たしかに、長期滞在では医療費が高い海外ではケガや病気の際の補償を一番重視するべきですが、同時に賠償責任や所持品の破損に対する補償も重視したいポイントです。

「ワーホリ保険」の場合は、現地での期間延長にも対応しているケースがほとんどなので、滞在期間を延ばしたい場合も安心です。保険会社によりますが、予定よりも早く帰国した場合は差額分を解約返戻金として返金してくれるケースもあります。契約前にその点も確認しておきましょう。

現地で病気やケガをした時には、現金なしで治療を受けられる「キャッシュレス医療サービス」はとても便利です。保険会社と提携したキャッシュレス医療サービスに対応している医療機関を紹介してもらう必要があります。入院などで家族の渡航保証が含まれるのか、長期間の滞在では医療面以外にも事故や盗難、緊急に帰国をしないといけなくなったり、思いがけない事故が起きた時、自分が体調不良の時に問題が起きたときなど、やはり年中無休24時間、日本語対応サービスがある会社の方が安心です。

補償期間・補償内容・特約などは、ご自分の状況に見合った保険を選択しましょう。

以下は「留学・ワーホリ保険」を扱っている会社です。

  • 東京海上日動
  • Tabiho(タビホ)・ジェイアイ傷害火災保険株式会社
  • AIG損害保険
  • 損保ジャパン
  • AIU保険